カウンセリングについて調べて、料金を見て、カウンセラーのプロフィールを眺める。
それから、画面を閉じる。
しばらくして、また検索する。
受けてみたい気持ちはある。でも、何を話すのか分からない。知らない人に自分のことを話すのも少し怖い。そもそも、自分はカウンセリングを受けるほど困っているのだろうか。
決められない理由はいくつもある。
それでも、また調べている。
たぶん、相談したい気持ちがまったくなければ、ここまで調べることもない。
カウンセリングは、答えをもらうためだけのものではない。自分の中にあるものを言葉にして、何に困っているのか、何を求めているのかを少しずつ確かめていく時間でもある。
オンラインなら、自分のいる場所から話すこともできる。
あとは、自分に必要なものと、いま抱えている迷いを並べてみる。
決めるのは、そのあとでもいい。
Kimochiとは?公認心理師によるオンラインカウンセリング

気持ちが重いときは、何に困っているのかさえ、うまく言葉にならないことがある。そんな状態で必要になるのは、すぐに答えを出すことより、いま自分の中で起きていることを少し丁寧に見てみる時間なのかもしれない。
Kimochiは、そのための時間をオンラインでつくれるサービスだよ。
公認心理師のみが登録
Kimochiに登録しているカウンセラーは、全員が公認心理師の資格を持っている。
公認心理師は、心理状態の観察や分析、相談や助言などを行う心理職の国家資格だ。
だからといって、資格があれば誰に相談しても同じ、という話じゃない。
人と人が話す以上、「話しやすさ」や「相性」はどうしても残る。そこは後から少しずつ見えてくるもの。
それでも、最初の入り口で「誰に相談しているのか分からない」という不安が少ないのは大きいよ。
Kimochiでは、オンラインカウンセリング「Kimochi」
を見ながら、自分の悩みに近い分野を扱っている人を探せる。
「こんなことを相談していいのかな」と思っているときほど、こういう目安があるほうが選びやすい。
どんな悩みを相談できる?
相談できることは、いわゆる「こころの病気」に限ったものじゃないよ。
Kimochiでは、気分の落ち込みや不安、仕事や職場の悩み、恋愛やパートナーシップ、夫婦関係、子育て、家族、友人関係などが相談の対象として挙げられている。
たとえば、仕事そのものが嫌というほどではないけれど、毎朝少し気が重い。
誰かと話したい気はする。でも、友人に話すほどのことなのか分からない。
これからのことを考えると焦るのに、何から考えればいいのか整理できない。
こういう輪郭のぼんやりした悩みでも、相談の入口にはなる。
相談には「これだけ困っていなければいけない」という線が引かれているように感じることがあるけれど、実際には、話してみないと自分が何に引っかかっていたのか分からないこともあるからね。
最初からきれいに「悩み」としてしっかりと言葉にしておく必要はないよ。
オンラインでどう相談する?
Kimochiのカウンセリングはオンラインで行われる。
カウンセラーを選び、希望する日時を予約して、オンライン上で相談する。公式サイトでは、登録からカウンセラー選択、カウンセリングまでを3ステップで案内している。
つまり、カウンセリングを受けるためにどこかへ出かける必要がない。
予定表を見ながら、この時間なら話せそうだと考える。
そのまま自宅など、自分で用意した場所から相談する。
この手軽さは、単に便利というだけでもない気がする。
心が少し重いときに、電車に乗って知らない場所へ行くところから始めるのは、それだけで小さな負担。
オンラインなら、その”手間”をいくらか省ける。
相談そのものに使える力を、移動や場所の確保にあまり使わなくていい。
登録からカウンセリングまでの流れ
利用の流れは、思っているよりシンプル。
まずKimochiに登録して、プランを選ぶ。登録画面ではニックネーム、メールアドレス、パスワードなどを入力し、クレジットカード情報を登録する。
そのあと、カウンセラーを探す。
相談したい悩みから絞り込んだり、日時から探したりできる。プロフィールや自己紹介動画を見ながら、話しやすそうな人を選んでいくこともできる。
カウンセラーが決まったら、希望する日時を選んで予約する。
空き枠があれば、原則としてカウンセリング開始24時間前まで予約できる。状況によっては、最短で当日の3時間前まで予約できる場合もある。
あとは、予約した時間にオンラインでつなぐだけ。
最初から「きちんと相談しなくては」と構えなくてもいい。
登録して、相手を探して、時間を決める。
そこまで進んでから、何を話そうかなと考えても遅くない。
カウンセリングでは何をする?

誰かに相談すると聞くと、何か答えをもらう場を思い浮かべることがある。でも、話しているうちに自分の言葉が自分に返ってきて、考えていたことの形が少し変わることもある。
カウンセリングには、そうやって”自分の内側を確かめていく時間”がある。
気持ちや考えを整理する
頭の中では、いくつものことが同時に起きている。
仕事のことを考えていたはずなのに、途中から人間関係のことが気になってくる。そこから将来の不安まで出てきて、気づけば「結局、自分は何に困っているんだろう」となる。
こういう状態では、自分ひとりで考え続けても、なかなか話がまとまらない。
カウンセリングでは、最初から筋道を立てて話す必要はないよ。
Kimochiも、相談内容が整理できていなくても、思い出した順番や断片的な言葉から話してよいとしている。
「最近ちょっとしんどくて」
そんなところから始まってもいい。
必要ならカウンセラーの方から質問などもしてくれるだろうし、そういった”流れ”に乗っていけば自然と進めていける。
話していくうちに、仕事が嫌なのだと思っていたけれど、本当は周りの期待に応え続けることに疲れていた、と気づくこともある。
そういった「気づき」が得られるのは大きい。
最初から答えを持っていなくても、話しながら輪郭が出てくるものはある。
自分では気づきにくい考え方に気づく
自分の考え方は、自分にとってあまりにも馴染みすぎている。
「これくらいできて当然」
「迷惑をかけてはいけない」
「みんなも頑張っているのだから、自分も頑張らないと」
こういう考えは、頭の中にある間は、ただの事実のように感じられる。
でも誰かに話してみると、「あれ、私はずっとこう考えていたんだ」と初めて気づくことがある。
カウンセリングでは、話を聴きながら気持ちや状況を整理し、自分自身の状態を理解していくことが一つの役割になる。
もちろん、カウンセラーが一方的に「あなたはこう考えています」と決めるわけではない。
会話の中で、自分の言葉を自分で聞き直すような瞬間がある。
そこに少し時間をかける。
それだけでも、今まで同じに見えていたものが、新しい視点で見えることがある。
答えをもらうのではなく、選択肢を考える
カウンセラーに相談したら、「こうすればいいですよ」と正解を教えてもらえる。
そんなイメージを持つと、実際の時間との違いに戸惑うかもしれない。
カウンセリングは、誰かに人生の答えを決めてもらうためのものではない。
Kimochiでも、相談者の気持ちや状況を整理しながら、その人に合った向き合い方や今後どうしたいのかを一緒に考えることが案内されている。
たとえば、仕事を辞めるか迷っているとして。
「辞めたほうがいいですよ」と言われれば話は早い。でも、本当に欲しいのは、その一言ではないこともある。
辞めたいのは仕事そのものなのか。
職場の人間関係なのか。
疲れ切っていて、今は何をしても嫌に感じているだけなのか。
同じ「辞めたい」でも、少し中を開いてみると事情が違っている。
その違いが見えてくると、取れる選択肢も変わってくる。
答えを渡されるより、自分で選べるところまで考えられるようになる。
カウンセリングには、そんな時間としての側面がある。
友人や家族への相談とは何が違う?
つらいとき、まず友人や家族に話すこともある。
それはもちろん大切なことだし、身近な人だからこそ分かってもらえることも多い。
ただ、相談相手が近しい人であることと、専門家に相談することでは、話す場の性質が違う。
友人なら「それはつらかったね」と一緒に感情を抱いてくれるかもしれない。家族なら、自分では思いつかなかった現実的な助言をくれるかもしれない。
一方、公認心理師は心理に関する支援を専門とし、相談や助言、その他の援助を行う国家資格を持つ専門職だ。
だから、どちらが上という話ではない。
身近な人には話しやすいことがあるし、身近な人には話しにくいこともある。
「相手に心配をかけたくない」
「自分のことを知っている人には言いにくい」
「意見をもらうより、一度頭の中を整理したい」
そんなとき、少し距離のある専門家に話すことが選択肢になる。
話す相手が変わるだけで、口から出てくる言葉まで変わることがある。
そこは案外、大きい。
オンラインカウンセリングを選ぶ意味

カウンセリングは、どこで受けるかによって、始めるまでの感覚が少し変わる。
病院や相談室まで出かけるなら、そのための時間をつくって、移動して、知らない場所に入っていくことになる。
オンラインなら、そのいくつかを省ける。
この違いは小さく見えて、実際にはけっこう大きい。相談したい気持ちはあっても、「そこまで出かけるのがしんどい」で止まってしまうことがあるからだ。
通う時間や負担を減らせる
仕事が終わってからカウンセリングを受けようと思ったとき、対面なら予約時間に合わせて移動する必要がある。
往復で一時間かかるなら、相談そのものが一時間でも、その前後にもう少し時間が必要になる。
オンラインでは、その移動がない。
KimochiのカウンセリングはZoomまたはGoogle Meetを使って行われるため、自宅などから予約した時間に接続できる。
仕事と仕事のあいだに予定を入れる。
休日の外出ついでに、というより、自分の生活の中にカウンセリングの時間だけを置く。
この”軽さ”は、続けることを考えたときにも無視できない部分。
気持ちが落ちているときは、相談すること自体にもう少し力が必要だったりする。
そこへ移動まで足されると、最初の一歩が少し遠くなる。
落ち着ける場所から相談できる
自分のいる場所から話せるのも、オンラインならではのいいところ。
たとえば、外ではどうしても周囲の音や人の気配が気になるけれど、自宅ならいつもの椅子に座って話せる。
カウンセリングが終わったあとも、そのままお茶を飲んだり、少し静かにしていたりできる。
この「帰る時間」がないのは、思っているより楽かもしれない。
ただ、自宅ならどこでもいいわけではない。
家族が隣の部屋にいる、仕事の通知が次々に入る、途中で誰かに声をかけられる。
それでは、話したいことも少し引っ込んでしまう。
オンラインだからこそ、自分が落ち着いて話せる場所を先に確保しておくことは大切になる。
Kimochiでは、ビデオ通話でもカメラをオフにして利用できる。
顔を見せることに抵抗があるとき、この選択肢があるのは覚えておきたい。
とはいえ、表示名についてはフルネーム、名字、または名前のいずれかに設定する必要があるよ。
対面カウンセリングと何が違う?
オンラインだと、本当にちゃんと話ができるのか。
ここは気になるところだと思う。
画面越しでは、同じ部屋にいるときより拾える情報が少ない。細かな表情や姿勢、部屋の空気まで全部伝わるわけではないからだ。
それでも、ビデオ通話で心理支援を行うこと自体が、対面より成り立たないとする研究結果にはなっていない。
たとえばSeulingらが2024年に公表した系統的レビュー・メタ分析では、ビデオ会議による心理療法と対面の心理療法で、治療関係の評価に統計的な有意差は確認されなかった。
もちろん、これはKimochiそのものの効果を調べた研究じゃない。
「オンラインなら対面とまったく同じ」とまで言う話でもない。
ただ、画面越しだから最初から意味がない、と考える必要もなさそうだ。
結局のところ、場所よりも、話しやすいかどうかが気になるところなのかもしれない。
そして、その話しやすさには、カウンセラーとの相性も関わってくる。
ビデオ・チャットから選べる
Kimochiでは、ビデオ通話だけでなくチャットカウンセリングも用意されている。
声に出して話すのが苦手な人なら、文字のほうが言葉を選びやすいことがある。
その場ですぐ答えなくてもいい。
一度文章を打って、消して、少し考えてから送り直す。
話すと途中で消えてしまうような感覚も、文字なら残しておける。
Kimochiの案内でも、チャットなら自分のペースで言葉を選びながら伝えられることが説明されている。また、最初はチャットから始めて、慣れてきたらビデオ通話へ切り替える使い方も案内されている。
人に話すことに慣れているなら、ビデオ通話のほうが自然かもしれない。
反対に、話そうとすると頭が真っ白になるなら、文字のほうが落ち着いて言葉にできることもある。
同じ「相談する」でも、入口は一つじゃない。
自分が言葉を出しやすい方法を選べること自体が、オンラインカウンセリングの一つの意味になっている。
カウンセラーとの相性はどう考える?

資格や経歴は、相手を選ぶときの手がかりになる。でも、実際に話してみると、それだけでは分からないことが残っている。言葉の速さや間の取り方、こちらが話しやすいと感じるかどうか。
人と人の間には、どうしても数字では拾いきれないものがある。
実際にどんなカウンセラーがいるのか、プロフィールを眺めてみると、自分に合いそうな雰囲気も少し分かる。
資格だけで相性は決まらない
Kimochiでは、カウンセラーを選ぶときに、対応できる悩みやプロフィール、自己紹介文などを見ることができる。
公式のカウンセラー検索でも、性別や年齢、対応する悩み、プロフィールや自己紹介動画の雰囲気、経歴や経験などが選ぶときの材料として案内されている。
たとえば、仕事の悩みを相談したいなら、その分野を得意としている人を探す。
これは分かりやすい。
でも、プロフィールを読んで「この人が一番合いそう」と思っても、実際に話してみると少し違うこともある。
文章では柔らかく感じたけれど、話すテンポが自分には速い。
あるいは、こちらが考えながら話したいのに、どんどん質問されるほうが落ち着かない。
反対に、最初は何となく選んだ相手だったのに、話し始めると妙に言葉が出てくる。
こういうことは、画面の中だけでは分からない。
だから資格や経歴は選ぶための材料にはなるけれど、最後までそれだけで決めなくてもいい。
自分に合うカウンセラーを選ぶ
最初から「完璧な人を選ばなきゃ」と思うと、カウンセラー選びだけで疲れてしまう。
Kimochiも、自分に合うカウンセラーを選ぶ際のポイントとして、得意な相談分野だけでなく、プロフィールの言葉選びや雰囲気、自分が話しやすそうだと感じるかどうかを挙げている。
この「なんとなく話しやすそう」は、意外と馬鹿にできないよ。
写真を見たときの印象でもいい。
自己紹介動画の声でもいい。
プロフィールの文章を読んだときに、言っていることがすっと入ってくるかどうかでもいい。
相談したい内容に近い経験や分野を持っている人を選ぶのも一つ。
年齢や性別を気にする人もいるだろうし、あまり気にしない人もいる。
大切なのは、他の人が「このカウンセラーがおすすめ」と言っているかではなく、自分が話してみてもよさそうだと感じること。
そのくらいの選び方でもいいのだと思う。
合わなければ変更できる
それでも、実際に話してみて「あれ、ちょっと違うな」と感じることはある。
ここで、せっかく選んだのだからと無理に続ける必要はない。
Kimochiでは、利用途中でもカウンセラーを変更でき、変更による追加料金は発生しないと案内されている。公式サイトでは、相性が合わないと感じた場合には変更をリクエストでき、何度でも変更できるとしている。
「合わない」と感じる理由も、はっきりしていなくていい。
なんとなく話しにくい。
少し気を使ってしまう。
自分の話をうまく出せない。
そのくらいでも十分な違和感だと思う。
人間同士なのだから、最初からぴったりと合うほうがむしろ珍しい。
一人目が違ったからといって、カウンセリングそのものが合わないとは限らない。
相手を変えてみると、同じ自分の話なのに、出てくる言葉が少し変わることもある。
相性というのは、選ぶものでもあるけれど、話してみて初めて分かるものでもある。
カウンセリングは何回受ける?効果と継続を考える

一度話しただけで気持ちが少し軽くなることもあれば、何度か話して初めて見えてくることもある。長く抱えてきた悩みほど、最初から全部を言葉にできるとは限らない。
だから回数は、何かを決める数字というより、自分の変化を見ながら考えるものになっていく。
1回でも気持ちを整理できる
「一回だけでは意味がない」と思ってしまうことがある。
でも、一回の時間でできることまで小さく見積もる必要はないよ。
誰かに話してみたことで、頭の中で絡まっていたものが少し分かれた。
自分が何に困っているのか、初めて言葉になった。
話している途中で、「私はこれが嫌だったんだ」と気づいた。
そんな変化なら、必ずしも何度も通わなければ起こらないものではない。
もちろん、一回で長く抱えてきた悩みが解消するとは限らない。むしろ、一度話したことで「まだ話すことがありそうだ」と気づくこともある。
Kimochi自身も、カウンセリングは1回、2回で必ずすぐに良くなるものではないと説明しながら、最初の段階では現在の状況を見定めていく時間になるとしている。
一回目の役割は、何かを完成させることだけじゃない。
「自分のことを話してみると、こういう感じになるのか」
そこが分かるだけでも、次を考える材料にはなる。
続けることで見えてくるものがある
何度か話していると、一度では見えなかったものが少しずつ出てくることがある。
前にも似たことで悩んでいた。
いつも同じ場面で苦しくなる。
最初は仕事の話だと思っていたけれど、何度か話しているうちに、人からどう見られるかを気にしていることのほうが大きかった。
こういうものは、最初から全部見えているわけではない。
一つの話をして、少し時間がたって、また別の出来事を話す。その二つが並んだところで、やっと共通しているものに気づくこともある。
だから、継続には意味がある。
ただ、「何回続ければ十分」と数字だけで決められるものでもない。
たとえば2024年のメタ回帰分析では、成人のうつ病に対する対面心理療法176研究を対象に、セッション数と治療効果の関係が調べられている。そこでは、セッション数そのものと効果量との明確な関係は確認されなかった。
ただしこれはKimochiのオンラインカウンセリングそのものについて調べた研究ではない。
ただ、少なくとも「回数が多ければ、それだけ効果が大きくなる」と単純に考えられる話でもないことは分かる。
大事なのは、話すたびに自分の中で何が見えてきているか。
そこは、数字だけでは測れない。
必要な回数は人によって違う
同じ「仕事がつらい」という相談でも、背景はまったく同じというわけではない。
最近の出来事について気持ちを整理したい人もいる。
何年も繰り返している人間関係の悩みを考えたい人もいる。
ただ話を聞いてほしい日もあれば、もう少し深く自分の考え方を見ていきたい日もある。
だから、必要な回数も変わる。
KimochiのFAQでも、受ける頻度は心の状態や費用、時間などを踏まえてカウンセラーと相談しながら決めるものとしており、週1回、2週間に1回、1か月に1回程度を例として挙げている。
Kimochiでは最低登録期間を設けていて、ととのいプランは4か月、のびのびプランは2か月となっている。
その理由として、十分なカウンセリングを受け、改善を実感するために継続的な利用をすすめている。公式FAQでは「一般的に」効果が安定して現れるまで平均13〜18回程度のセッションが必要とも説明しているが、これはKimochi側の説明であり、必ずしもすべての人に当てはまる回数ではない。
このあたりは、「何回受ければいい」と決めてしまうより、”自分の状態を見ながら”考えたほうがいい。
少し整理できてきた。
話すことで、前より自分のことが分かるようになってきた。
反対に、何度話しても違和感が残る。
そういう変化そのものを、カウンセリングの中で確かめていく。
回数は答えではなく、そのための目安なのだと思う。
Kimochiの料金・プランと契約条件

話したいと思っても、続けられる金額なのかは気になる。しかも月額制では、料金だけでなく回数や最低登録期間、更新の仕組みまで見ておいたほうがいい。安いか高いかだけではなく、自分の生活に無理なく置けるか。
そこまで考えると、数字の見え方も少し変わってくる。
3つの月額プランを比較
Kimochiには、月1回の「ととのい」、月2回の「のびのび」、月4回の「じっくり」という3つの月額プランがある。(金額は現在のプランから変更が行われる可能性があるので、利用する前に十分チェックしてほしい。)
「ととのい」は月1回、1回30分。通常料金は月4,840円(税込)
「のびのび」は月2回、1回につき最大60分で、月10,978円(税込)
「じっくり」は月4回、1回につき最大60分で、月21,978円(税込)
となっている。
現在の公式料金ページでは、初月30%OFFも案内されている。初月はそれぞれ3,278円、7,678円、15,180円(税込)。ただし、割引内容は変わることがあるので、申し込むときには最新の料金を確認しておきたい。
また、月額プランのほかに年割プランも用意されている。まとまった期間を続けるつもりなら、こちらも選択肢になる。
月1回なら、まず話す時間を定期的に置いてみる。
もう少し間隔を空けずに話したいなら月2回。
週1回くらいのペースで継続して考えたいなら月4回。
単純に回数が多いほどいい、というより、”自分が今どのくらいの頻度で話したいか”で考えると選びやすい。
初月料金と最低登録期間を確認する
ここは、料金だけを見ていると見落としやすいところ。
Kimochiでは、プランごとに最低登録期間が設定されている。
「ととのい」は4か月
「のびのび」は2か月
「じっくり」は1か月
たとえば、ととのいを初月3,278円、その後3か月を通常料金4,840円で利用すると、4か月で17,798円になる。
のびのびなら、初月7,678円と2か月目の10,978円で、2か月では18,656円。
じっくりは最低登録期間が1か月なので、最初から長い期間を前提にしたくない場合は、この違いも見ておきたい。
最低登録期間がある理由について、Kimochiは心のケアを習慣化し、継続してカウンセリングを受けてもらうため、と説明している。
ただ、利用する側からすると、これは「その期間はある程度続けるつもりで申し込む必要がある」という条件でもある。
ここは、申し込む前に一度考えておきたいところ。
自動更新・解約・返金を確認する
料金以外で忘れたくないのが、自動更新。
Kimochiはサブスクリプション形式で、登録日を起点に毎月更新される。支払いはクレジットカードのみ。最低登録期間を過ぎたあとに解約する場合は、所定の期限までに自分で手続きをする必要がある。
一度登録したからといって、毎月その都度「今月も払おう」と操作する仕組みではない。
そのぶん、続けるには楽だけれど、やめるつもりなら解約手続きを忘れないことが大切になる。
なお、Kimochiの公式ページには解約期限について「次回更新日の3日前まで」とするFAQと、「前日まで」とする料金ページがあり、案内が一致していない。申込み時には、最新の利用規約やマイページに表示される更新日・解約条件を確認しておくほうが安心。
返金も原則として行われていない。
このあたりは小さな注意書きに見えるけれど、あとから知ると意外と大きい。
カウンセリングの予約にも、少しだけ注意したい。
キャンセルは原則として開始24時間前までなら無料。24時間以内のキャンセルや当日・無断キャンセルでは、規定のキャンセル料が発生し、月額プランでは1回分の利用枠が消化される。
予約した時間は、自分だけのものではなく、”カウンセラーの時間”でもある。
予定が変わったときは、早めに手続きをしておく。
こういうところまで知っておくと、「思っていたのと違った」が少なくなる。
プラン変更と未使用回数の扱い
最初に決めたプランを、ずっと同じまま使わなければいけないわけではない。
Kimochiではプラン変更が可能で、変更前に付与された予約回数は引き継いで利用できる。ただし、その回数に適用されるカウンセリング時間は、回数が付与された時点のプランが基準になる。
たとえば、ととのいで付与された回数は、あとから別のプランへ変更しても30分のまま。
一方で、使わなかったセッションは原則として翌月へ繰り越せない。
更新日までに消化しなかった回数は失効するため、「今月は忙しくて全然話せなかった」という月が続くなら、プランが自分の生活に合っているか見直したほうがいい。
プラン変更時には、変更後の料金がその時点で決済され、変更した日が新しい更新日になる。
少し細かい。
でも、月額制のサービスは、月額料金だけ見ていると後から「あれ?」となりやすい。
自分が実際に使えそうな回数と、続けられそうな金額。
その二つが重なるところに、ちょうどいいプランがある。
Kimochiを利用する前に知っておきたいこと

オンラインで相談できることは便利だけれど、便利さだけで選べるものでもない。どこで話すのか、何を相談するのか、いま必要な支援は何なのか。カウンセリングの時間を安心して使うためには、こうした周りの条件も案外大きい。
オンラインだからこそ場所とプライバシーを確保する
自宅から受けられる。
これはオンラインカウンセリングの大きな良さだけれど、家にいれば必ず落ち着いて話せるわけでもない。
隣の部屋に家族がいる。
玄関の近くで、誰かが帰ってくるかもしれない。
仕事用のパソコンでつないでいて、通知が画面に次々と出てくる。
そんな状態だと、話している途中で「これ、聞かれていないかな」と気になってしまう。
せっかく話しにくいことを話す時間なのだから、自分しか聞かない場所をできるだけ用意したい。
KimochiではZoomやGoogle Meetを使ってカウンセリングを行い、カメラはオフにしても利用できる。
顔を見せることに抵抗があるなら、カメラを切って話す方法もある。
ただし、表示名はフルネーム、名字、または名前のいずれかに設定する必要がある。
オンラインは「どこからでも受けられる」ぶん、「どこで受けるか」は自分で決めることになる。
静かな部屋があるなら、その時間だけそこを借りる。
イヤホンを使う。
通知を切る。
ほんの少し準備するだけでも、話すことに使える余力は変わってくる。
医療機関の代わりではない
ここは、カウンセリングを考えるときに一度切り分けておきたい。
Kimochiのカウンセラーは公認心理師だけれど、医師ではない。
そのため、診断や投薬、医学的な治療を行うサービスではない。Kimochiも、医療行為や診断が必要な場合は医療機関への相談を案内している。
たとえば「最近なんとなく気分が落ち込む」「仕事のことで頭がいっぱいになる」「人間関係について整理したい」という相談と、診断や治療が必要な状態では、必要になる支援が違う。
そこを一つにしないことが大切だ。
なお、心療内科や精神科へ通院中でも、Kimochiを利用できる場合はある。ただし、現在の治療との整合性を保つため、主治医の許可を得たうえで申し込むよう公式に案内されている。
カウンセリングは医療の代わりではない。
でも、医療では扱いきれないような「誰かに話して整理したい」という部分を支えることはできる。
役割が違うだけで、どちらか一方しか選べないものでもない。
緊急性が高い場合は別の支援を優先する
もう一つ、かなり大事なのが緊急性。
今すぐ安全を確保する必要がある。
自傷などのおそれがある。
他人を傷つける可能性がある。
そういう状況では、オンラインカウンセリングを受けることより、医療機関や公的な相談窓口など、緊急時に対応できる支援につながることが先になる。
Kimochiの利用規約でも、自傷・自殺のおそれなど緊急のリスクがある場合には、カウンセリングを中止し、医療機関の受診を勧める場合があると定められている。また、公式の案内でも、自傷・他害など緊急性の高い事案は適切な医療機関や専門機関への相談を案内している。
これは「カウンセリングでは扱えないから困った」という話ではない。
必要な場所へ、必要な支援をつなぐための線引きだと思っておいたほうがいい。
日々のモヤモヤを話したいとき。
考えがうまくまとまらないとき。
誰かに話しながら、自分のことを少し整理したいとき。
そういう相談と、今すぐ医療的な対応が必要な状況は、同じ箱に入れない。
この違いが分かっているだけでも、サービスを選ぶときの迷いは少し減る。
Kimochiが向いている人・向いていない人

同じサービスでも、必要としているものが違えば感じ方も変わる。
話しながら気持ちを整理したい人には合っていても、診断や医療的な治療を求めている人には別の支援が必要になることがある。サービスを見るときほど、自分が何を求めているのかを先に見ると分かりやすい。
こんな人は検討しやすい
まず、相談したいことはあるけれど、その悩みが「カウンセリングを受けるほどなのか分からない」という人。
これは、Kimochiが相談例として挙げている内容ともかなり近い。
仕事のストレス、人間関係、将来への漠然とした不安、なんとなくやる気が出ない、といった言葉にしにくい悩みも相談できるとしている。悩みの大きさに決まりはなく、”話しながら整理していくこと”もカウンセリングの一つの役割とされている。
だから、「これくらいで相談していいのかな」と迷っている段階でも、十分選択肢に入る。
あとは、通う時間をなかなか作れない人。
自宅からオンラインで受けられるので、移動時間を取らずに相談の時間をつくれる。土日祝や夜の時間帯にも対応しているため、生活の中に予定を入れやすい人もいる。
そして、自分一人で考え続けるより、誰かに話しながら整理したい人。
ここはけっこう大事だと思う。
自分で考える時間が必要な人もいる。でも、ずっと一人で考えていると、同じところをぐるぐる回ってしまうこともある。
そんなときに、専門家との対話を一つ挟んでみる。
その方法がしっくりくる人なら、Kimochiを検討する理由になる。
こういう場合は別の方法を考える
一方で、Kimochiでは対応できない、あるいは別の支援を優先したほうがいい場合もある。
たとえば、診断や投薬、医学的な治療を必要としている場合。
Kimochiのカウンセラーは公認心理師で、医師ではないため、診断・投薬・治療などの医療行為は行わない。
心療内科や精神科に通院中の場合も、利用できるケースはあるものの、主治医の許可を得てから申し込むよう案内されている。
また、自傷や他害の具体的なリスクがある場合など、緊急性が高い状況ではオンラインカウンセリングで安全を確保することが難しい。
その場合は、医療機関や公的な相談窓口など、緊急時に対応できる支援につながることが優先される。Kimochi自身も、そのようなケースでは利用を断る、または中断することがあると案内している。
もう一つ、オンラインという形式そのものが合わない人もいる。
画面越しだと話しにくい。
自宅では落ち着いて相談できる場所がない。
電話だけで話したい。
KimochiはGoogle MeetまたはZoomによるオンライン形式で、音声だけの電話カウンセリングには対応していない。
こういう場合は、対面の相談室など、別の方法のほうが自然かもしれない。
結局のところ、「Kimochiが向いている人」を一つの性格にまとめることはできない。
相談したいことがある。
オンラインで話せそう。
自分の生活に料金や頻度を組み込めそう。
そして今、自分に必要なのが診断や治療ではなく、話しながら気持ちや考えを整理することなのか。
そのあたりが重なっているかどうか。
サービスを選ぶときは、そのくらい自分の側から見てみるほうが、かえって分かりやすい。
Kimochiを選ぶかどうか、自分の条件から考える

Kimochiについて調べていると、だんだん情報が増えてくる。
公認心理師が登録していること。
オンラインで受けられること。
カウンセラーを選べること。
料金や最低登録期間があること。
ここまで分かると、「結局、使ったほうがいいの?」と考えたくなる。
でも、ここで立ち止まってもいい。
サービスの良し悪しと、自分に合っているかどうかは、少し別の話だから。
たとえば、相談したいことはある。
オンラインなら続けられそう。
料金も、払えないほどではない。
それでも、知らない人に自分のことを話すのは少し怖い。
そういう状態なら、条件がいくつ合っているかだけを数えても、なかなか決められない。
逆に、「今は一人で考えたい」と思っているなら、どれだけ条件がよくても、まだその時期ではないのかもしれない。
大事なのは、Kimochiが良いかどうかを先に決めることではなく、「自分が何を求めているのか」を少し見てみること。
誰かに話して気持ちを整理したいのか。
自分では同じところをぐるぐるしてしまうから、別の視点がほしいのか。
通う時間が取れないから、オンラインという形が合っているのか。
あるいは、今はカウンセリングより医療機関など別の支援が必要なのか。
そこが見えてくると、選択肢も少しずつ絞られてくる。
それから、料金。
月に何回くらいなら無理なく続けられるのか。
最低登録期間があっても大丈夫なのか。
話したい気持ちはあるけれど、金額を考えると少し引っかかる。
「やってみたい」と「ちょっと迷う」は、普通に同時にある。
カウンセリングは、洋服のように試着して「これで決まり」と簡単に決められるものでもない。
話してみて初めて分かることもある。
カウンセラーとの相性もそうだし、自分が思っていたより話せることに気づくこともある。
反対に、思っていたより違和感が残ることもある。
だから、申し込む前に全部を確信しようとしなくてもいい。
今の自分にとって、試してみる理由があるのか。
それとも、もう少し別の方法を探したいのか。
そのくらいのところまで見えていれば、十分なのだと思う。
決めることより、自分が何に迷っているのかが分かること。
案外、そちらのほうが大事だったりする。
「少し話してみてもいいかもしれない」
そこまで思えたのなら、いきなり申し込みまでいかなくてもいい。
まずはKimochiのカウンセラーを眺めてみる。
どんな人がいるのか。どんな悩みを扱っているのか。プロフィールを読んで、この人なら少し話せそうだと思える人がいるのか。
そうやって確かめてから決めてもいい。


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